ツルニンジン〈Codonopsis〉ツルニンジンは俗に「貧乏人の薬用人参」と呼ばれて、 薬用人参の代用品として広く 愛用されており、効果も似通っている。ツルニンジンが初めて書物にその名を現したのは300年前と漢方薬としては比較的歴史 が浅い。しかし 、「気」の強壮剤としては古くからあるもの(キバナオウギ、薬用人参、ナツメ等)と同様に高い信頼を得ている。ツルニンジン は他のハーブ類と 調合したスープに混入するなどして、「気」が弱まっている場合はもちろんだが、他に脾臓や血液欠陥の治療にも多く用いられる。 また、中枢神経 の刺激作用を利用した「エネルギー」処方に、さらには免疫強化剤としてもよく用いられる。
ツルニンジンの成分は、多量の多糖類と糖質(イヌリン、デンプン、グルコース、サクロース、フルクトース)、サポニン、タ ンシェノサイド)を 含む、(ただしジンセノサイドは含まない)、アミノ酸、アルカイド、トリテルペン、ステロール、精油、オロキシンA、微量 ミネラル、その他である。
伝統的にツルニンジンは糖尿病の治療にも用いられているのだが、動物実験上では、ツルニンジンの抽出物が血糖値を上げた という結果が出ている。 つまり西洋医学とハーブ研究が矛盾している例である。ほとんどの場合、伝統的なハーブ療法はセイヨウ科学的な実験によってよ りその有効性を確率 されるのだが、このような矛盾が現れる場合もある。

種 別トウガラシ属(ナス科)
利用部位
効能発赤薬、健胃、食欲増進、循環機能促進、駆風、刺激、胃腸を刺激、一般的強壮、抗炎、鎮静
伝統的用途[内用]消化促進、鼓腸、腹部の疝痛、疼痛性痙攣痛、下痢、歯痛
[外用]関節炎 やリューマチの誘導刺激薬、凍傷、しもやけ、捻挫、血腫、毒蛇に噛まれた際の手当