サルサパリラ〈Sarsaparilla〉つる植物で、約350種が全世界に分布し、ヨーロッパでは十六世紀に梅毒の治療薬として用いられた。 この植物により、ある部族が生き残ったと言い伝えられている。サルサパリラは、メキシコ・サルサパリラ、ホンディラス・サルサ パリラ、エクアドル・サルサパリラ、ジャマイカ・サルサパリラと、同じサルトリイバラ属に属していても地域により様々な種類 がある。この他に、中国のサイトリイバラ属の数種類もハーブとして使用される。サルサパリラは運動力を向上させ、同化作用を増 強させる働きがあるため、近年、運動選手やボディービルダーの間で多くの注目を集めている。サルサパリラはステロイドを豊富に 含んでいるため、同化作用ステロイドを生産できるに違いないと考えた業者が仕掛けたものしと思われる。しかしこの同化作用ステ ロイドは現在使用を禁止されている。残念ながら、人体がこれらサルサパリラから発生するステロイドを同化作用ステロイドに帰る ことがどうかの根拠は全くない。これに対して、過度の運動によるカラダの痛みを取り除くために使用するのであれば、様々な国で リウマチと関節炎の治療に長年使用されてきたという事実があるので、ある程度の根拠を置くことはできる。いずれにしてもサル サパリラのもつサポニン(ステロイド配糖体)が、同時に服用した他の薬の吸収を早めるという事実はある。念のためサルサパリ ラ自体は無毒である。サルサパリラを含有しているということで運動能力を高めるとする上記の製品は何の効果もないであろうが、 また、害にもならない。

種 別サルトリイバラ属(ユリ科)
利用部位乾燥した根及び根茎
効能・強壮、駆風、発汗作用、利尿、解毒、血液浄化、抗炎症、肝臓保護
伝統的用途・リーマチ、痛風、風邪、熱、鼓腸、淋病、梅毒、皮膚疾患(おでき、ただれ) 水銀中毒