オトギリソウ(Hypericum perforatum) 形状 日当たりのよい赤土の斜面などによく見かける草丈20~60㎝ほどの多年草で、葉が2枚ずつ茎を抱くように対生し ている。葉には全面に油点とよばれる細かくて黒い点々がたくさんある。
 夏のころ、開花してかわいらしい5弁花を見せてくれ、のちに赤褐色の果実ができる。 採取と用い方 8~10月ころ、花か果実のついているまま、地上部の茎葉を根ぎわから刈 り取り、日干しにしたものを小連剋とよんでいる。
 タンニン(渋のこと)を含み、扁桃炎やかぜの咳などには、1日量10~20gをコップ3杯の水で半量になるまでとろ火で煮つめ、かすを除いて うがい薬にするとよい。
 また、同じ煎液は切り傷、はれものなどの患部につけると、止血やはれをひかせる消炎に役立つ。  よく似た大形のトモエソウも同じような成分を含み、オトギリソウに準じて薬用する。
 葉と花は異なるポリフェノールを含んでいる: フラボノイド類(ルチン、ヒペロシド、イソケルセチン、ケルシトリン、ケルセチン、アメントフラボン)、フェノール酸、 ナフトジアントロン類(ヒペリシン、プソイドヒペリシン、プロトヒペリシン)、フロログルシノール類(ヒペルホリン、アドヒペルホリン)。 ヒペリシン、プソイドヒペリシン等

種 別オトギリソウ属(オトギリソウ科)
利用部位茎・葉と花
効能強心、免疫抑制、気管支拡張、抗HIV、血液凝固防止
伝統的用途抗うつ作用があり,更年期障害や不眠症