ニンニク〈Garlic〉もし、万能薬と称されるハーブがあるとすれば、ニンニクこそその 名にふさわしい。そしてニンニクの効能について科学的に実証された学説と同じくらい多くのニンニクに関する怪しげな説が出回って いると思う。もし、 ニンニクの効果に関する「現代」の発見を信じるとすれば、健康のためにニンニクを(生や調理して)二度と口にしようとはしないだ ろう。そして、体内の特定の部分に届くように加工された市販のニンニク錠剤を買った方が良いと考えるようになるだろう。
 近年では、千を越える科学情報誌がニンニクの他種多様な薬学的効果を唱っている。しかし、他の強壮効果や数多くの効果を持つ ハーブ同様、ニンニクもまた、このような科学的発見では一面的にしかその効果をとらえることはできないのててである。もしあなた がニンニクの 特定の化学成分に着目し、ニンニクは一定の効果を期待する薬であったと考えるならそれはそれでかまわない。その特定の成分を独 立させて効能を考えたりまた実際に分離させることは可能である。しかしその成分がニンニクそのものであるとは決して考えないでい ただきたい。なぜなら ニンニクにはこれが有効成分であるとはっきり言えるような有効物質は現在のところ含まれていないからである。ニンニクは伝統的 に高い評価を受けているハーブであるが。それは特定の化学物質にあるのではなく。様々な要因が互いに作用し合ったニンニク全体 としての働きにあるのである。
 参考として、ニンニクの処方に関心がある方のためにニンニクが有効であるとされている症状のうち最も一般的なものをいくつか あげておきたいと思う。動脈硬化症。高脂肪血症、冠状動脈血栓症、バクテリア/細菌感染症。しつこいようだが、どこのメーカー のニンニク錠剤が効くと言うような保証は全くない。

種 別ネギ属(ユリ科)
利用部位球根
効能万能:駆虫、鎮痙、駆風、胆汁分泌促進、消化
去痰、解熱、催淫、低血圧症、抗菌性
用途咳、風邪、慢性気管支炎、歯痛、耳痛、
ふけ症。高血圧、細動脈硬化症、痛風、
ヒステリー、リュウマチ、頭痛、潰瘍、下痢、
赤痢、肺結核、血尿、肝炎、ジフテリア、
百日咳、トラコーマ、膣トリコモナス症、
そうげ質(歯)、過敏症、頭部白癬、腸チフス
腹痛、頭痛、洞鬱血
近代の用途高血圧症、不眠症、狭心症、肝炎